かぶれ(接触性皮膚炎)
かぶれ
植物・昆虫・化粧品・薬品・金属など、肌にふれるものが原因で、強いかゆみと赤いぶつぶつが触れた部分に一致してできます。
かぶれの原因となりやすいもの
■植物
ウルシ科・ケシ科・セリ科・イチョウ科・ナス科など。
■昆虫
毛虫、蛾(ガ)など。
■化粧品
洗顔料、化粧品中の防腐剤、香料など。
■薬品
洗剤、ばんそうこう、湿布薬、みずむしの塗り薬など。
■金属
ネックレス、ピアス、ベルト、時計、めがねなど。
かぶれの治療は?
治療は主にステロイドの塗り薬とかゆみをとめる抗アレルギー剤になります。
どうやって原因物質を調べるの?
パッチテストをします。かぶれの原因と思われるものを直接、背中や腕の内側に48時間、検査用バンソウコウで密封した状態で貼ります。
48時間後、72時間後に赤くなっているか確認します。赤くなっていれば、原因物質だと判断します。
かぶれの予防策
植物・昆虫・化粧品・薬品・金属などが、かぶれの原因になります。かぶれやすいものを身に付けたり、そばに近寄らないようにしたりすることが大事です。また洗剤等の洗い残しも、かぶれの原因になります。洗濯物はしっかりすすぐことが大切です。
化粧品類も頻繁に変えない方が良いです。化粧品類は中に入っている成分が多く、肌にあわない成分が含まれていると、それがかぶれの原因になることが多いからです。
市販薬ですませてしまう方へ
ステロイドではない市販薬ではほとんど効き目がありません。また自分で市販のステロイドを選ぼうとしても、多くの方は、適切なステロイド剤を選ぶことができない為、強すぎたり、効果が出なかったりします。薬が必要なかぶれの場合は、医師の診察を受けて、適切な薬を処方してもらうことをお勧めします。